◎(続き)親睦・研修旅行


〇  会津・歴史の旅

名バスガイド付きで出発

 10月8~9日の桜台自治会の研修旅行のご報告です。

 台風の名残の夜来の風も収まり、明ければ雲一つない快晴の空が待っていました。普段の行いの表われか!雨男・女が不参加のせいか!定刻より早めに千川通りの集合場所を出発。

  懸念した外環もスイスイと常磐道に入ります。二日間のコースのご案内後、いよいよガイドの始まりです。

 先ずは昨年度最優秀シルバー川柳20句のご紹介から。きつい現実も笑いで吹き飛ばす力がシルバー川柳にはありますね!一昨年は取手を領していた本田重次(お仙泣かすな・・・)に因んで、日本一短い手紙のご紹介でした。茨城(イバラキ)や東北6県のあれこれをお話しているうちに、利根川を渡って守谷SAで最初のトイレタイム。空はますます濃さを増します。

 ここでお馴染みの手作り歌集を配ります。恒例の「もみじ」輪唱で喉を柔らかくした後、「赤とんぼ」から始まり、秋を巡る歌、青春歌やラジオ歌謡、文部省唱歌など懐かしい選りすぐりの抒情歌70曲の中から選びながら、歌声が弾みます。曲にまつわる話をご紹介したりするうち、バスは友部SAを経て那珂ICを降り国道へ。歌は歌集後半の戦前の歌謡曲「アラビアの歌」に入ったところで一旦終了。訪ねる西山荘に合わせ、光圀や水戸藩のご紹介に移ります。

 

昼食と西山壮の散策

 西山荘は広大な里山の敷地に質素な造りで佇んでいました。黄門さまはテレビの中とは違い、6尺近い大男だったんですね!皆以外の感に打たれました。今回も昨年同様、町会の車椅子を持参しご利用頂きました。

 さて昼食は大きなかき揚げにうどんと稲荷、ぜんざいが付きました。林部長苦心の予算目いっぱいのメニューです。ジャンボかき揚げを持て余した方もいらっしゃったようです。 

 

道の駅「塙」でのショッピング

 バスは一時間ほどで道の駅「塙」に近づき、名代官「寺西封元」のご紹介を中心にマイクを開始しました。

 道の駅では参加者の皆さんに、ご当地名産「刺身蒟蒻」のお土産とクイズの賞品でこれも名産の「りんご」を買い込みました。皆さんのお買上げもあって、小ぶりの刺身蒟蒻パックは売り切れ同然。爆買いだぁ!餅や野菜に手を出した方も。バスの荷物収納ボックスはかなり賑わっています。当マイクロフォンも両手いっぱいです。 

 

「湯遊ランドはなわ」のダリア園、温泉、大宴会に大満足

 3時過ぎには「湯遊ランドはなわ」に到着。部屋に荷物を置いて早速お目当てのダリア園を散策。一昨年の倍近い面積に3000株の花々が咲き乱れて、実に艶やかです。たっぷりお風呂に入った後は大宴会。お話も歌もお銚子も大いに飛び交いました。翌朝は8時過ぎに出発。玄関前で取材中の地方局のテレビカメラに収まるハプニングも!しっかり桜台の宣伝をしました。


二日目は幕末の歴史を感じる「鶴ヶ城」でスタート

 今日も晴天です。矢吹ICから北道へ福島県を縦横に走ります。会津磐梯山の頂上は雲の中でしたが、山脈がきれいです。郡山、会津若松、幕末の会津藩の悲劇などをご紹介しながら10時半過ぎには鶴が城会館に到着。予約しておいたボランティアガイド氏に会いました。天守閣の入り口まで城にまつわるお話を、時にユーモアを交えて名調子で伺います。後でお聞きしましたら、ご先祖は会津から北海道開拓に渡り、戦後会津に戻られたとか。随分ご苦労なさったことでしょう。私のユニフォームの背文字(桜台自治会防災会)を見て、地元の防災会長をしているが今度の日曜日は防災訓練だと互いに握手でした。

 会津の「輪っぱ飯」の昼食を済ませた後は全員買い物に集中。喜多方ラーメン、柏屋の薄皮饅頭、ゆべしに加え、会津は酒処で日本酒は欠かせない。 荷物スペースはバスが傾ぐのではと思わせる程でした。中には自宅に直送する程の大量買いも。会津藩家訓を買いご紹介する。中でも「婦人女子の言 一切聞くべからず」には女性一同「うぇーっ」。

 

会津西街道「大内宿」~桜台到着

 往年の会津西街道を大内宿に向かいます。17世紀末の日光地震で大名行列は途絶えましたが、江戸への最短ルートとして物資の流通に利用されました。宿場は程よい混み合いです。名物のねぎ蕎麦屋に飛び込む方もいらっしゃいましたが、多くはお土産買いにも飽き宿ブラです。

 記念写真を撮っていよいよ東京へ一路。茨城、福島に係わる問題を中心に60問。2個入りリンゴ袋は次々に正解者の手に渡りニッコニコ!その後は外環道の出口まで合唱が続きました。折から真っ赤な夕焼けを受け、「夕焼け小焼け」「ぎんぎんぎらぎら」は文字通りの大合唱。二日間で歌った曲数は140曲掲載の内、90曲を超えました。浦和ゲート手前の渋滞も手伝いこれまでの最高数となりました。歌集製作者としては冥利に尽きます。予定に1時間遅れて桜台に無事到着。

 皆さんとまた来年の旅行を約束してお別れしました。幹事の皆さん、誠にお疲れ様でした。                      


錦秋の信濃路 歓声と歌声をのせて♫♬♫♪

 

塩田平の別所温泉、名跡、美術館巡りと

小諸懐古園、りんご狩り、ワイナリーの旅

 昨春久々に復活し好評だった福島県塙温泉の一泊旅行に引き続き、10月30日(木)~31日(金)に、錦秋の信州旅行を実施しました。

 6月の事前踏査では可能な限り周辺の観光スポットを廻って見分を広め、程好いコースに仕上げた自信の企画です。  

 後はお天気次第と前の晩は殊勝にも、晩酌を断ち当日の朝を迎えたのでした。


 明くれば絶好の秋日和、心は早くも信濃路に! 総勢42人の参加です。

名バスガイド付きで出発

 バスは予定よりやや遅れて8時50分に出発。神津さんに2日間、ガイドと添乗員をして頂きました。

 先ずは歌声でリラックス。「もみじ」の二部合唱から始まり、「里の秋」まで秋の20曲全て歌い切りました。

 高速道路は空いてバスは快調に飛ばします。浅間山から西に打ち続く2000m級の鹿沢連峰や対する八ヶ岳・蓼科山・美ヶ原には雲一つ無く、文字通り天高い見事な観光日和です。

 

昼食と歴史・自然体感の散策

 予定通り12時には別所温泉大島館に到着。

 貸切の大島館で具だくさんの釜めしを食した後は、北向観音、安楽寺の国宝(松本城と並び長野県最初の国宝指定)をご覧頂きました。

 早めに参拝を切り上げ、無言館、前山寺に向かいます。塩田平西側の壁の役割を果たす鋭い稜線の独鈷山の裾野にこれらの施設があります。無言館は作家水上勉さんの息子の窪島誠一郎さんが開いた施設で、日中戦争や太平洋戦争で亡くなった画学生の絵を、自ら全国を歩き回って蒐集した美術館です。

 古い松並木を登って前山寺の参拝、重文の三重塔(通称未完の塔)をご覧になり、方丈の間で胡桃のおはぎと抹茶を味わって頂きました。

 終わって全員で塩田平をバックに記念写真。目の下に日を浴びてのびやかに広がる塩田平と、畑の脇の鈴なりの柿の風情が皆さんの印象に強く残ったようでした。

温泉、宴会、女性麻雀教室などなど大繁盛

 さてバスは今夜の宿、上田市武石(旧武石村)の岳の湯雲渓荘に向かいます。標高1000m余の山の中の一軒家です。ここも貸切りです。お風呂で温もった後は恒例の宴会。話も歌も弾みました。ご飯も茸飯で美味い!

 お酒の後は自治会碁・将棋の会顧問の岡田さん伝授のトランプ(ツーテンジャック)や勅使川原さん指導の女性麻雀教室など、隣室のカラオケ大会と併せて大繁盛しました。

 寝不足気味に!

 

2日目はりんご狩りでスタート

 宿の皆さんに送られ山を下ります。山の頂まで落葉松の黄色に埋まり、山肌は風に揺らいでいます。通過する丸子の町を見ながら小諸の松井りんご園に到着。園は山の斜面に広がり、さまざまなりんごの実りの色合いが実に美しく歓声が上がりました。

 大きくたわわに実ったりんごは食べ放題ですが、見るだけでお腹はいっぱい気味でそうは捗りません。有料の網籠に、もぎ取り詰める作業に専念して頂きました。

記念写真を撮り、懐古園へ向かいます。

 

紅葉の懐古園~信州新蕎麦(昼食)~小諸ワイナリー~桜台到着

 楓の多い紅葉の懐古園では菊花展が催されていました。そぞろ歩き突端の山鼻から千曲川を望み、草笛のメロディを楽しんだ後、昼食の「草笛」に入りました。信州の新蕎麦を楽しんで頂きました

 食後マンズワインの小諸ワイナリー訪問。醸造ラインを見学した後、販売ロビーでは試飲コーナーが大賑わい。高額な品は500円の有償試飲ですがこれも混雑し、ロビーは売上好調のようでしたが果たして?

 場内付属の庭園で最後の紅葉見物、お土産をしっかり抱えてバスに。帰路はクイズでお楽しみです。千草屋の竹原さんから参加賞も出て、皆さんは感と知恵で景品ゲット。三好PAで最後の休憩を取り予定通り5時桜台着で終わりました。

 参加してくださった皆さんのご協力で盛会のうちに無事終了でき感謝いたします。また来年お会いしましょう。お元気でお過ごしください。

 私共も知恵を絞って素敵な企画をご提案できるようお約束します。


○ 平成25年 福島県はなわ町 湯遊ランド 一泊二日

東京では桜も散り新緑を迎え始めた4月19(金)、20日(土)、桜台自治会では東北の名湯湯岐温泉へ40名の一泊二日の親睦・研修旅行を実施しました。

写真をクリックしてください、拡大されます。

◯袋田の滝(高さ120m/幅73m)見学と鮎定食

◯名湯湯岐(ゆじまた)温泉でリフレッシュと大宴会

◯龍神大吊橋(長さ375m/高さ100m)渡り

◯那珂湊市場で新鮮魚のお土産と刺身定食

《写真は主に秋山 實様に、一部石田 節子様にお世話になりました。

コースのご紹介

8時に千川通りの桜台を出発、外環道に入り、三郷を経て常磐道へと進み、水戸の手前「友部SA」で一般道へ。久慈川沿いの118号線を北上、JR水郡線と併行して走ります。大子(だいご)の豆屋「舟納豆」で、お楽しみの買い物、袋田の滝で鮎焼き蕎麦付き昼食兼大滝見物。その後暫く走って今夜のお宿、練馬区提携の塙町直営「湯遊ランド」着です。二日目は9時に出発、竜神大吊り橋見物から那珂漁港へまっしぐら。東海村の原発施設・研究所群沿いの国道を走ると、お目当ての漁港で刺身定食。桜台へは17時30分着の予定です。

自称C級の名バスガイド付きで出発

さて当日はややひんやりした朝でしたが、全員元気に出発となりました。まさに老若男女で最大35歳くらいの年齢差でしょうか。若い人は80代の先輩の手助けをしています。中村副会長や老人会の赤坂いずみ会長、林総務部長からご挨拶や諸説明ががあった後、お手元にはお酒とおつまみと一緒に142曲を収めた手作り歌集が配られました。本日バスガイド(自称C級添乗員ですが、正式には1・2級の公認添乗員制度があります)の私(神津防災部長)の出番となりました。

春は歌声バスに乗って

茨城県の地勢・歴史・産物・人国記など様々なご紹介をするうちにバスは快調に守谷SA着。空はすっかり晴れ上がり気温も上がっています。ご当地説明の後はいよいよ歌集です。皆さんで合唱が基本スタイルです。頭には昔懐かしいこどもの頃歌った春の歌を集めました。「あわて床屋」から「鯉のぼり」を経て「夏は来ぬ」まで20曲。歌集には作詞家、作曲家の名と制作、発表年月日、歌手名が入れてあり、折に触れエピソードを織り交ぜお話を加えます。

袋田の滝と鮎定食

車窓の久慈川は八溝山から流れ出す、鮎釣りで有名な清流です。確かダムの無い数少ない川ではなかったでしょうか。流れは速く石に苔が付き鮎やヤマベには絶好の住処ですね。新緑には少し早いのですが、広葉樹中心の手の入らぬ山は心休まる風情で、あわあわとした樹冠は「山笑ふ」の季語どおり。歌良し、風景良しと愛でるうちに袋田の滝に到着。先ずは昼飯です。林総務部長拘りのメニューで仕上がっています。未だ熱のある鮎の塩焼きは美味かった!これで日本酒があれば更に言うこと無しだがね!川を上から覗くとウグイが群れています。さて三々五々滝見に出発。全員揃って展望台では秋山カメラマンによる記念写真に納まりました。日本三大名瀑の第三位です。天から溢れるように落ちてきます。店に戻り買い物をして出発。

お豆の店「舟納豆」に臨時立ち寄り

いよいよ今日の目的地「はなわ」を目指して一直線のはずが、欲を出して予定変更して地元で有名な豆の店「舟納豆」に臨時立ち寄り,突然の予約無しの40人の来訪に店員さんが大動員されました。皆さん豆のバリエーション商品がとても気に入った様子で買い物が弾みました。早くも大勢の知り合い土産用なのか、大袋に詰め込んだ方も見受けられました。

お目当ての温泉と大宴会でリフレッシュへ

バスは福島県に入り国道と別れ県道を一気に登り始めます。運転手氏の腕は確かで、山道をうねりながら10分ほど、湯遊ランドの玄関に30分も早く到着しました。野天も幾つかあり明るい広い浴槽です。食事宴会までゆっくり過ごしました。この頃から皆すっかり顔馴染みになり寛ぎました。料理は最初少な目の品数具合でしたが、やがて次々に運び込まれ満腹、お酒も手伝い歌も写真の通り盛り上がりました。

道の駅「はなわ」で地元の名産物買い物

翌朝は朝0度でビックリ。山桜も見受けられますが歌気分で言えば「早春賦」。今年はどうなっているんでしょうか。東北や信州では季節外れの大雪のニュースです。9時には出発。皆元気です。朝湯にも全員浸かって寒さも気になりません。湯遊ランドとこれから立ち寄る「道の駅・塙」の最高責任者は町長さんです。塙は人口9685人で桜台4~6丁目の人口10332人より少ないのです。天然茸を除き放射能の心配は無いと町のHPに載っていました。此処で参加者全員に配る刺身こんにゃくを買いました。ご当地の名産物です。とにかく安い。出来るだけ塙町にお金を落としましょう。頑張れ!福島!皆さんも買い物に精を出しています。

竜神大吊橋

竜神大吊橋まで1時間、特に見るべきものも無いので、合唱には最適。後半70曲の前半部分は、戦前の歌謡曲で纏めました。厳選35曲で大方の方はどれもご存知の様子でした。戦前の曲が終了したところで吊橋に到着。期待した谷を渡る鯉のぼりは未だでしたが、100m下の谷は深く、見晴るかす遠くの山々はなだらかに連なり、新緑も良いが紅葉の季節もさぞやと想わせます。

那珂湊市場で鮮魚のお土産買い物と刺身定食

空は雲が厚く陽射しが無くなりました。眠っている方が多くなりました。那珂港着で3階の食堂へ向かいます。周辺は路上も含め自家用車で一杯です。店に聞くと以前に戻ったとのことです。刺身は厚く大きくご飯が先に無くなってしまいました。美味しかった!この気持ちが残っているうちに魚の買い物に。どれも美味そうに見えます。値札より安くしてくれる魚もあり早速乗りました。壁に貼ってある3.11の地震の津波の高さが表示されていました。1時間後の第三波が4.9mで最も高く写真でも車も者も全て流れていく様が写し出されていました。幸いに市場では犠牲者はでなかったそうです。不幸中の幸いですね。

賞品つきクイズを楽しみつつ、無事桜台に到着

さてお楽しみのクイズの時間です。千草屋(竹原正)さんから提供して頂いた品々を勝ち抜き戦で競って貰います。茨城県、塙町に関した質問を11問、一般基礎知識質問を10問、知るは人生の最大の喜びと面白ゼミナールの鈴木健二アナウンサーも言っていました。

あっと言う間に時間は過ぎ、気がつけば守谷SAでした。老人会の平井八千代クラブ会長・赤坂いずみ会会長からスタッフとしては嬉しいお褒めのお話があり、面目を施しました。車はスムーズに桜台へ到着、折から雨が遂に降り出し、皆さんお土産を抱えながら家路を急がれました。帰路林総務部長から、来年またバス旅行を企画しましょうかに対し、皆さん拍手で応えてくださいました。是非実現しましょう。

ご参加の皆さん ご協力ありがとうございました。不慣れの点は今後精進することをお約束することでお許しください。                       

歌にエピソウド紹介・解説と名ガイド、更に紀行文と大活躍の神津眞久さん。写真撮影を引き受けて頂いた秋山實さん。飲み物の調達、会計等に急遽助っ人として参加してくれた石田節子さん。若さを売り物に高齢者のお世話と何でもこなしてくれた島田孝二さんと武田良広さん。事前にお菓子とおつまみの調達と袋入れを行なってくれた中村美代子さん、稲森文子さん。そしてお母様の看護で参加できなくなってしまいましたが旅行企画、実踏、チラシのデザイン、歌集のデザイン・印刷等と裏方を支えて下さった伊藤哲彦さん。本紙をお借りして改めて御礼申し上げます。来年も宜しくお願いします。

来年もスッタッフ一同張り切って楽しい親睦・研修旅行を企画しますので、多くの自治会員の皆様の参加をお待ちしています。